2022年5月

筑摩書房 ベリングキャット ─デジタルハンター、国家の嘘を暴く / エリオット・ヒギンズ 著, 安原 和見 著

https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480837226/

国家は平然と嘘をつく。その虚偽を真っ先に暴いたのは大手メディアではなく、オンラインに集う無名の調査報道集団だった。世界中が注目する彼らの活動を初公開。

エリオット・ヒギンズ著、安原和見訳。特設ページもある。 筑摩書房 ベリングキャット ── デジタルハンター、国家の噓を暴く エリオット・ヒギンズ 著 安原和見 訳

市民的不服従 - 株式会社 人文書院

http://www.jimbunshoin.co.jp/book/b606386.html

非暴力をもって、法を超えた正義に訴える行動「市民的不服従」。ガンディー、キングにはじまるその歴史を、近年のBLM、環境運動、ウィキリークスまで踏まえ、ロールズ、アーレント、ハーバーマスを理論的基軸に、実践と概念の変遷を多角的・総合的に論じる。市民による非暴力運動は、いかにして正統性をもちえるのか。定評あるポリティプレス「キーコンセプツ・シリーズ」の入門書。

ウィリアム・E・ショイアマン著、森達也監訳。

集団浅慮:政策決定と大失敗の心理学的研究 - 新曜社

https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b605568.html

なぜ、聡明な人々が議論を重ねたのに重大な失敗となってしまったのか。歴史的に重要なアメリカの政策決定の事例を取り上げて、集団にはたらく心理学的過程を明らかにし、どうしたら避けることができるかに答えた、社会心理学の重要文献の待望の完訳。

アーヴィング・L・ジャニス著、細江達郎訳。

元司書が語る! 国立国会図書館の絶版本「読み放題解禁」がスゴい | 独学大全 | ダイヤモンド・オンライン

https://diamond.jp/articles/-/303076

2022年5月19日より、国会図書館による「個人向けデジタル化資料送信サービス」がスタートする。ごく簡単に説明すると「国会図書館デジタルコレクション所蔵の絶版本や雑誌が、自宅で読み放題になる無料サービス」だ。読書猿さんは、このニュースは全国の独学者にとっても福音であると話す。今回は、元司書でレファレンス担当だった書物蔵さんを対談相手に迎え、同サービスの使いこなし方、楽しみ方を語ってもらった。

ネット

消費は何を変えるのか | 法政大学出版局

https://www.h-up.com/books/isbn978-4-588-64205-0.html

消費とは何か。消費は社会に何を引き起こすのか。わたしたちはいったいなぜ、何のために消費するのか──コカ・コーラ、デニムパンツ、クリスマスギフトといった日常的な買い物から、国際金融、広告ビジネス、ジェンダー、大規模搾取、環境持続可能性をはじめとする社会の諸問題へ。人類学の第一人者が世界各地でのフィールドワークをもとに消費文化の現在と未来を考えた、定評ある入門書。

ダニエル・ミラー著、貞包英之訳。

幸福の追求 | 法政大学出版局

https://www.h-up.com/books/isbn978-4-588-01144-3.html

世界恐慌期から大戦期前後にかけてアメリカで撮られた7本の古典的映画──『レディ・イヴ』『或る夜の出来事』『赤ちゃん教育』『フィラデルフィア物語』『ヒズ・ガール・フライデー』『アダム氏とマダム』『新婚道中記』──がいずれも、新しい女性の創造に関わる、男女の再婚をめぐる喜劇だったのはなぜか? アメリカ哲学の伝統を担うカヴェルの徹底的思索が輝く映画論の名著、ついに邦訳。

スタンリー・カヴェル著、石原陽一郎訳。

ゴルギアス - 光文社古典新訳文庫

https://www.kotensinyaku.jp/books/book360/

古代ギリシャの演説の技術、弁論術をめぐり交わした対話篇。人びとを説得し、自分の思いどおりに従わせることができるとされる弁論術の正体をあきらかにすべく、ソクラテスは、ゴルギアスとその弟子ポロス、アテネの若き政治家カリクレス相手に、厳しい言葉で問い詰め、論駁する。

プラトン著、中澤務訳。

意識はなぜ生まれたか|白揚社 -Hakuyosha-

http://www.hakuyo-sha.co.jp/science/ishikihanaze/

「物質である脳から、なぜ非物質的な意識が生まれるのか?」名だたる学者が挑んできたこの難問に、プリンストン大学で神経科学ラボを率いる著者が、まったく新しい「答え」を提示する。ときに哲学や文学の文脈で語られる意識の謎にメカニカルな視点から迫った本書は、意識の進化的起源から私たちの心の仕組み、さらには人工意識をつくる試みまで、意識研究の最前線を描き切る。

マイケル・グラツィアーノ著、鈴木光太郎訳。

イノベーション概念の現代史 « 名古屋大学出版会

https://www.unp.or.jp/ISBN/ISBN978-4-8158-1046-7.html

現代社会のキーワードとして君臨する「イノベーション」。いかにして考え出され、政策や経営に組み込まれていったのか。また、研究はどのように商業化に巻き込まれたのか。国際機関や省庁・企業の実務家たちに焦点を合わせ、科学・技術の「有用性」を問い直す、私たちの時代の概念史。

ブノワ・ゴダン著、松浦俊輔訳、隠岐さや香解説。

「親ガチャ」データで裏付け 貧困層の子「授業わからない」3倍超、進路「中高まで」4倍超:東京新聞 TOKYO Web

https://www.tokyo-np.co.jp/article/175684

家庭の貧困が子どもの学習理解や進学を阻む傾向が、内閣府の初の全国調査で明らかになった。貧困層の子どもの学校の授業が「分からない」割合が、比較的暮らし向きが安定している層の3倍以上で、進学希望が「中学・高校まで」にとどまる割合は4倍以上だった。生まれた環境が人生を左右しかねない「親ガチャ」がデータ面からも裏付けられ、対策が求められている。

格差

Crisis Under Critique | Columbia University Press

https://cup.columbia.edu/book/crisis-under-critique/9780231204330

The word “crisis” denotes a break, a discontinuity, a rupture—a moment after which the normal order can continue no longer. Yet our political vocabulary today is suffused with the rhetoric of crisis, to the point that supposed abnormalities have been normalized. How can the notion of crisis be rethought in order to take stock of—and challenge—our understanding of the many predicaments in which we find ourselves?

  • Subtitle: How People Assess, Transform, and Respond to Critical Situations
  • Edited by Didier Fassin and Axel Honneth

ホネットが編者の1人で寄稿もしている。タイトルは"The Invisible Rebellion: Working People Under the New Capitalist Economy"

研究

日本近代社会形成史 - 東京大学出版会

http://www.utp.or.jp/book/b555751.html

日本が近世から近代へと移り変わる時代は,近世身分制が解体し,「個人」を社会の構成員とする社会が形成されていく時代であった.本書は,このような近代社会が形成されるプロセスについて,資本主義化の本格的な進展という状況をふまえつつ,議会・政党・名望家に注目しながら解明する.

三村昌司著。

進化と人間行動 第2版 - 東京大学出版会

http://www.utp.or.jp/book/b600572.html

「人間とは何か」という問いに「進化」という側面から光を当て、生物としてのヒトという視点で行動や心理をとらえたロングセラー・テキストの全面改訂第2版! 新たに共著者を迎え、分子生物学・化石人類学を含む研究の進展に対応し、生活史・進化心理学の研究法・文化進化について章を設けるなど、内容を刷新。

長谷川寿一・長谷川眞理子・大槻久著。

SZ-Kolumne Was lesen Sie, Axel Honneth - Kultur - SZ.de

https://www.sueddeutsche.de/kultur/was-lesen-sie-axel-honneth-kolumne-1.5574414

In unserer Interviewkolumne fragen wir bekannte Persönlichkeiten nach ihrer aktuellen Lektüre. In dieser Folge: Axel Honneth.

「南ドイツ新聞」のインタビューコラムWas lesen Sie?でのホネットへのインタビュー。 いま読んでいる本、15歳のときの読書、最近のよかった本など。読んで泣いた本やニューヨークが舞台の小説のベストといった質問もある。『自由の権利』で言及されている小説もそうだったが、エンタメ系ではなくハイブローのような。

その他

比較革命史の新地平 | 山川出版社

https://www.yamakawa.co.jp/product/67254

本書は、イギリス革命・フランス革命・明治維新の最新の研究成果を通して、比較革命史の新地平の開拓をめざすものである。従来の「比較史」にとどまらず、革命相互のつながりをとらえる「連鎖史」の視点にも着目し、諸革命の継承関係を解き明かす。

岩井淳・山﨑耕一編。