人類学

監査文化の人類学

監査文化の人類学
  • 『監査文化の人類学』
  • マリリン・ストラザーン/著
  • 水声社
  • 2022/12/23
  • ISBN: 9784801006942

人類学者たちが直面するブルシット・ジョブ?!
《説明責任を果たせ!》、《それは何の役に立つのか?》――私たちの日常に忍び込んできた「監査文化」。
市場原理と結びついた生産性の追求とペーパーワークの増大によって、社会はどのように変容したのか? 新自由主義に基づく大学再編成の波を背景に、雑務に忙殺される人類学者たちがみずからの職場を描きだす!

-- 監査文化の人類学 マリリン・ストラザーン(著/文) - 水声社 | 版元ドットコム

価値論

価値論 人類学からの総合的視座の構築
  • 『価値論: 人類学からの総合的視座の構築』
  • デヴィッド・グレーバー/著 藤倉達郎/翻訳
  • 以文社
  • 2022/12/02
  • ISBN: 9784753103713

『負債論』や『ブルシット・ジョブ』そして遺作となった『万物の黎明(The dawn of everything)』(D・ウェングロウとの共著)などの著作で、つねに世の「常識」とされるものの根幹にある思考パターンの転覆を試みてきたデヴィッド・グレーバーが、自身の博士論文の出版を後回しにしてまで取り組んだ「最初の主著」であり、袋小路に入り込んでいる社会理論がそこから抜け出すために仕掛けられた「価値の総合理論」。
さまざまな社会の価値体系を記述してきた人類学は、ポストモダン(思想)と新自由主義が席巻するなか、批判なき相対主義という罠に嵌っている。その人類学を救い出そうとするグレーバーの当初の目論見は思わぬ壮大な思考実験、つまり新たな価値理論の構築へと進む──
「意味の体系(この世界を理解したい)」と「欲望の理論(このような状況を実現したい)」を、そしてカール・マルクスとマルセル・モースを架橋する、のちに複数の怪物的な著作として結実したグレーバー思想の源流。

-- 価値論 デヴィッド・グレーバー(著/文) - 以文社 | 版元ドットコム

クジラ捕りが津波に遭ったとき 森田 勝昭(著) - 名古屋大学出版会 | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784815811044

鯨びと、鯨の町、鯨の海

うち続く逆境のなか、生命をかけてクジラと闘うのはなぜか。

歴戦の解剖リーダーや老いたる船の若き船長、多くの人生を 背負う社長らの声を聴き、捕鯨という「仕事」が織りなす 厳しくも豊かな世界を見つめる。

「生きてあること」のタスクスケープ

森田勝昭(著)。

金融人類学への誘い 宮崎広和(著/文) - 水声社 | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784801006737

《信じること》と《疑うこと》の狭間で 裁定取引とはなにか? 日本の証券トレーダーたちの思考と実践から、「終わり」の感受性に迫る。

アービトラージに夢を託し、その終焉に自らの人生を重ねる金融トレーダーと人類学者との邂逅が生み出した最高峰のモノグラフ。 ――岩井克人

宮崎広和(著)、木村周平/深田淳太郎/早川真悠/高野さやか(訳)。