日本史

日本史の政治哲学

日本史の政治哲学
  • 『日本史の政治哲学: 非西洋的民主主義の源流』
  • 歴史総合研究会/小路田 泰直
  • かもがわ出版
  • 2023年02月21日頃
  • ISBN: 9784780312669
  • シリーズ: 講座「わたしたちの歴史総合」 第六巻

世界史の日本的なあらわれが日本史なのではない。世界の影響を受けつつも、日本の歴史自体のなかに、その発展や変化の要因は内在している。邪馬台国の時代から平安、鎌倉、江戸、明治を経て敗戦から再生に至る国家を形づくった「政治哲学」の分析を通じて、また西洋思想との対比をしながら、日本の発展史を描ききる。

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残留兵士の群像

残留兵士の群像
  • 『残留兵士の群像: 彼らの生きた戦後と祖国のまなざし』
  • 林英一/著
  • 新曜社
  • 2023/01/05
  • ISBN: 9784788517936

敗戦後、帰国せずにアジアの各戦地で生きることを選択した残留兵士たち。彼らはなぜ残留を決意し、どのような戦後を歩んだのか。そして、祖国の人々は、彼らをどう眼差してきたのか。聞き取りや文献、映像資料を駆使し、残留兵士の実像と表象に迫る。

-- 残留兵士の群像 林 英一(著) - 新曜社 | 版元ドットコム

混淆する戦前の映像文化

混淆する戦前の映像文化
  • 『混淆する戦前の映像文化: 幻燈・玩具映画・小型映画』
  • 福島可奈子/著
  • 思文閣出版
  • 2022/12/28
  • ISBN: 9784784220465

戦前の日本には、映画館以外の場所で利用された「非劇場型」の映像機器が多種多様に存在していた。ときに家庭の娯楽として、ときに学校や宗教施設で教育目的に受容されていたそれらは、今では衰退し忘れ去られて久しい。
本書では、その実態を掘り起こすため著者自身が十数年にわたって調査・分析し、撮影した明治~昭和(戦前期)のスライドやフィルム、映写機器等の一次資料を豊富に組み込み、戦前期日本で幻燈や玩具映画、齣フィルム、小型映画などの雑多なメディアが入り混じりながら技術的・産業的に発展・回帰・衰退していくさまを明らかにする。
デジタル一元化の時代に、傍流として置いてきた「異形」の数々を拾い上げる「メディア考古学」的実践の書。

-- 混淆する戦前の映像文化 福島可奈子(著/文) - 思文閣出版 | 版元ドットコム

明治維新と〈公議〉

明治維新と〈公議〉 議会・多数決・一致
  • 『明治維新と〈公議〉: 議会・多数決・一致』
  • 伊故海貴則/著
  • 吉川弘文館
  • 2022/12/21
  • ISBN: 9784642039208

明治維新という社会変革を画期として、政治的な合意システムが「全会一致」から一人一票の「多数決」へと移行していく。近代の議会制度が導入された地域社会のなかで「公議」概念はどのように変容し、制度として定着していったのか。静岡県各地の事例を丹念に調査・検討し、〈合意形成のあり方の変容〉という切り口からその実態に迫る注目の一冊。

-- 明治維新と〈公議〉 伊故海 貴則(著/文) - 吉川弘文館 | 版元ドットコム

近世庶民社会論 大藤 修(著/文) - 吉川弘文館 | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784642043526

近世の村と町に暮らしたさまざまな人々を対象に、その生と死をめぐる諸事象と諸問題を考察。「家」制度と身分制度の特質、この時代特有のジェンダー構造、現世と来世を通じたライフサイクル観とライフコースなど、多様な視点から近世社会全体と国家についてアプローチを試みる。「ライフサイエンスとしての歴史学」の構築を目指す二部作の第一弾。

大藤修(著)。

思想史講義【明治篇Ⅰ】 山口 輝臣(編集) - 筑摩書房 | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784480075147

文明開化の実態はいかなるものだったのか。富国強兵は本当に言われていたのか。最新の研究成果により明治前半の諸思想を徹底検証。従来の明治時代像を刷新する。

四巻シリーズによる近代日本思想史の起点となる本書では、明治維新をめぐるさまざまな思想を考察する。文明開化は単なる「西洋化」だったのか。富国強兵は本当に維新当初からスローガンだったのか。最新の実証的研究に基づく16のテーマと8本のコラムにより、諸思想を掘り下げて検討。多彩な論点で歴史を行きつ戻りつたどることによって、思想史の力を引き出し、従来の単線的な明治維新像を刷新する。過去を考える意味とおもしろさがわかる、これまでにない明治維新思想史入門。

山口輝臣/福家崇洋(編集)。

欧化と国粋 ケネス・B・パイル(著/文) - みすず書房 | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784622095446

本書は明治中期に国を二分した論争の重要研究であり、アメリカ人研究者が弱冠33歳で書き上げたものである。以来本作は日米で50年にわたり断続的に読み継がれてきた。その名著をここに改めて刊行する。

近代世界において日本人であるということは、一体何を意味していたのだろうか? 近代国家建設のため西洋文明を急激に吸収する一方で、日本人の自己像は大きく揺らいでいた。それは、明治の初代指導層から見て新世代にあたる青年を中心に「欧化か国粋か」の激論を巻き起こす。日本の完全な欧化を主張したのは徳富蘇峰らの民友社であり、日本の国粋保存を訴えたのは志賀重昂、三宅雪嶺らの政教社であった。国民的な関心を集めたかれらの真摯な激論は、後発的発展社会にとって宿命的なアポリアを解消する可能性を秘めていたのだが――

「日本にとって悲劇であったのは、この健康なナショナリズムが、その後、愚かしく有害なナショナリズムの形態に圧倒されてしまったことである」(「日本語版への序文」より)。

かれらを飲み込んだ国家主義は何をもたらしたのか。本書が克明に描く明治新世代の苦悩に、現代の我々は何を読みとり、何を思うだろう。問いは読者に開かれている。

ケネス・B・パイル(著)、松本三之介(監修)、五十嵐暁郎(翻訳)。

日本の都市化 Gary Allinson(著/文) - 丸善プラネット | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/978-4-86345-509-2

1975年刊行の『Japanese Urbanism: Industry and Politics in Kariya, 1872-1972』の完全日本語訳。本書のテーマである刈谷市は1972年の時点で人口9万人、その多くがトヨタ系大企業数社に雇用されている。1922年、トヨタは刈谷の地域社会に初めて、その名を登場させた。以来、トヨタは刈谷の経済の命運に大きな影響を及ぼしてきた。小規模繊維工場としてのささやかな創業から世界最大企業の1つとなるまでの成長過程を織り込み、アリンソン氏はトヨタの歴史、トヨタと他の日本企業との関係、トヨタの経営および労務、地方政治におけるトヨタの役割を解明する。 本書は日本の政治経済に関するこれまでの伝統的な見方に対して、控えめではあるが、新鮮な視点を提議する。しばしば無機的になりがちな日本の「近代化」論に実像を吹き込み、日本歴史学の一般的概念に再検討を迫る。従って、本書は特に歴史学者が興味を抱くであろう。同時に地域研究をテーマとする文化人類学者・社会学者、あるいは都市政治・政治変遷の研究者、比較労使関係の専門家、企業史や経済発展を研究する経済学者にとっても、興味の尽きない内容となっている。

ゲリー・アリンソン著、柴田みつ子訳。

日本近世の秩序形成 牧原 成征(著/文) - 東京大学出版会 | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784130201612

中世から近世へと日本の歴史の大きな転換期となった豊臣政権期に社会はいかに変容し統合されたのか。そしてそれを実現する権力がいかに成立したのか、全国的・国際的な動向を見渡しながら、地域の変動をもたらした土地制度や社会構造を丹念に分析し、新たな近世的秩序の成立を考察する。

牧原成征著。