人権の世界史 ピーター・N・スターンズ(著/文) - ミネルヴァ書房 | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784623092185

本書は、18世紀に欧米で現れた人権概念の現代までの世界史を鳥瞰する。「普遍的人権」概念は様々な抵抗を受けつつ拡張と収縮を繰り返してきた。世界貿易と資本主義の拡張に伴い、「普遍的人権」概念を他地域に押しつける植民地主義的人権論は、反動を引き起こしつつも、西欧からその他地域へと広がってきた。子供、女性、同性愛者、環境保持の権利等「新しい人権」概念も含め、その成立と展開、変容を辿る。

ピーター・N・スターンズ(著)、南塚信吾/秋山晋吾(監修)、上杉忍(翻訳)。

戦争の世界史 マイケル・S・ナイバーグ(著/文) - ミネルヴァ書房 | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784623094233

本書が扱うのは過去2500年にわたる戦争の歴史である。その間に起こった幾多の戦争のうち、とくに歴史的転換点を画した重大な戦闘を取り上げ、その世界史的な意味を読者に問う。考察の対象はグローバル時代の研究状況を踏まえ、西洋中心ではなく、カナダ、アフリカ、日本、ヴェトナム、ソ連、トルコなどの戦場に及ぶ。そこで非西洋社会が世界全体に与えた衝撃の大きさを強調すると共に、現代史学における重要な方向性を指し示す。

マイケル・S・ナイバーグ(著)、南塚信吾/秋山晋吾(監修)、稲野強(翻訳)。

「社会正義」はいつも正しい ヘレン・プラックローズ(著/文) - 早川書房 | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784152101877

フェミニズム、クィア理論、批判的人種理論――〈社会正義〉の御旗の下、急激な変異と暴走が続くポストモダニズム。「第二のソーカル事件」でその杜撰な実態を暴き、全米に論争を巻き起こした著者コンビが、現代社会を破壊し続ける〈理論〉の正体を解明する!

ヘレン・プラックローズ/ジェームズ・リンゼイ(著)、山形浩生/森本正史(翻訳)。

政治的身体とその〈残りもの〉 ジャコブ・ロゴザンスキー(著) - 法政大学出版局 | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784588011511

国家を含むすべての共同体が、なぜ、そして、どのように自らを人間の身体として形象化するのか。さらには、なぜ、自らの内部にホモ・サケル、不可触賤民、部落民、「内部の敵」といった残余、〈残りもの〉、おぞましいものを作り出し、それらを排除しつつも含み込むのか。現在最も注目されている哲学者が、デリダと民主主義、メルロ=ポンティと肉の共同体、今日のエピデミックの経験などとともに、ラディカルに「政治的身体論」を展開する。

ジャコブ・ロゴザンスキー(著)、松葉祥一(編訳)、本間義啓(訳)。

ハッピークラシー エドガー・カバナス(著/文) - みすず書房 | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784622095491

「幸せの追求はじつのところ、アメリカ文化のもっとも特徴的な輸出品かつ重要な政治的地平であり、自己啓発本の著者、コーチ、[…]心理学者をはじめとするさまざまな非政治的な関係者らの力によって広められ、推進されてきた。だが幸せの追求がアメリカの政治的地平にとどまらず、経験科学とともに(それを共犯者として)機能するグローバル産業へと成長したのは最近のことだ」(「序」より)。

ここで言及される経験科学とは、90年代末に創設されたポジティブ心理学である。「幸せの科学」を謳うこの心理学については、過去にも批判的指摘が数多くなされてきた。本書はそれらをふまえつつ、心理学者と社会学者の共著によって問題を多元的にとらえた先駆的研究である。 「ハッピークラシー」は「幸せHappy」による「支配-cracy」を意味する造語。誰もが「幸せ」をめざすべき、「幸せ」なことが大事――社会に溢れるこうしたメッセージは、人びとを際限のない自己啓発、自分らしさ探し、自己管理に向かわせ、問題の解決をつねに自己の内面に求めさせる。それは社会構造的な問題から目を逸らさせる装置としても働き、怒りなどの感情はネガティブ=悪と退けられ、ポジティブであることが善とされる。新自由主義経済と自己責任社会に好都合なこの「幸せ」の興隆は、いかにして作られてきたのか。フランス発ベストセラー待望の翻訳。

エドガー・カバナス/エヴァ・イルーズ(著)、高里ひろ(翻訳)、山田陽子(解説)。

新しい階級闘争 マイケル・リンド(著/文) - 東洋経済新報社 | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784492444719

グローバル化の問題点は「新しい階級闘争」を生み出した。新自由主義改革のもたらした経済格差の拡大、政治的な国民の分断、ポリティカル・コレクトネスやキャンセルカルチャーの暴走である。各国でグローバル企業や投資家(オーバークラス)と庶民層の間で政治的影響力の差が生じてしまったことがその要因だ。著者は現代の「新しい階級闘争」の解決を考えるために、マルクスが問題にしたような資本家対労働者の「古い階級闘争」がどのように解決・穏健化に向かったかを探り、戦争が中間団体の調整の政治「民主的多元主義」を各国が編み出し、階級を越える国民の妥協と結束をもたらしたと指摘。戦後の欧米の福祉国家はすべて戦争の名残だ。しかし1970年代頃から「オーバークラス」が「上からの反革命」を起こして、庶民を裏切るに至ったと分析する。「新しい階級闘争」の解決のためには、同様に中間団体の再生やその間の調整の政治の復権、「民主的多元主義」が必要だと説く。そのためにはグローバル化に一定の歯止めをかけるしかなく、無理ならば自由民主主義も滅びることになると論じる

マイケル・リンド(著)、中野剛志(解説)、施光恒(翻訳・監修)、寺下滝郎(翻訳)。

知識とは何だろうか ダンカン・プリチャード(著/文) - 勁草書房 | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784326103119

知識とは何か。知識はどこから来るのか。どんな種類の知識が存在するのか。そもそも何かを知ることはできるのか。認識論を学ぶ実践的重要性とは何か。本書は認識論におけるこうした問いに取り組み、明確で公平な見方を提示する。理解を助けるコラムや章ごとのまとめ、学習課題、読書案内、インターネット資料も完備した待望の入門書。

ダンカン・プリチャード(著)、笠木雅史(翻訳)。

プラットフォーム資本主義 ニック・スルネック(著) - 人文書院 | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784409031193

GAFAに代表されるデジタルプラットフォーム企業は、なぜ現代資本主義の中心に躍り出たのか。そして資本主義の何を変えたのか。戦後の経済史を振り返り、プラットフォーム企業を資本主義的生産様式の中に置き直すことで、その特質と本質をかつてないほど鋭くコンパクトに分析する。「加速派政治宣言」で知られる注目の哲学者・経済思想家による初の単著にしてベストセラー、待望の翻訳。

ニック・スルネック(著)、大橋完太郎/居村匠(訳)。

言語はこうして生まれる モーテン・H・クリスチャンセン(著/文) - 新潮社 | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784105073114

言葉は、今ここで発明されている。認知科学が明かす、まったく新しい言語の姿。相手に何かを伝えるため、人間は即興で言葉を生みだす。それは互いにヒントを与えあうジェスチャーゲーム(言葉当て遊び)のようなものだ。ゲームが繰り返されるたびに、言葉は単純化され、様式化され、やがて言語の体系が生まれる。神経科学や認知心理学などの知見と30年におよぶ共同研究から導きだされた最新の言語論。

モーテン・H・クリスチャンセン/ニック・チェイター(著)、塩原通緒(翻訳)。

近世庶民社会論 大藤 修(著/文) - 吉川弘文館 | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784642043526

近世の村と町に暮らしたさまざまな人々を対象に、その生と死をめぐる諸事象と諸問題を考察。「家」制度と身分制度の特質、この時代特有のジェンダー構造、現世と来世を通じたライフサイクル観とライフコースなど、多様な視点から近世社会全体と国家についてアプローチを試みる。「ライフサイエンスとしての歴史学」の構築を目指す二部作の第一弾。

大藤修(著)。