消費は何を変えるのか | 法政大学出版局
消費とは何か。消費は社会に何を引き起こすのか。わたしたちはいったいなぜ、何のために消費するのか──コカ・コーラ、デニムパンツ、クリスマスギフトといった日常的な買い物から、国際金融、広告ビジネス、ジェンダー、大規模搾取、環境持続可能性をはじめとする社会の諸問題へ。人類学の第一人者が世界各地でのフィールドワークをもとに消費文化の現在と未来を考えた、定評ある入門書。
ダニエル・ミラー著、貞包英之訳。
消費とは何か。消費は社会に何を引き起こすのか。わたしたちはいったいなぜ、何のために消費するのか──コカ・コーラ、デニムパンツ、クリスマスギフトといった日常的な買い物から、国際金融、広告ビジネス、ジェンダー、大規模搾取、環境持続可能性をはじめとする社会の諸問題へ。人類学の第一人者が世界各地でのフィールドワークをもとに消費文化の現在と未来を考えた、定評ある入門書。
ダニエル・ミラー著、貞包英之訳。
世界恐慌期から大戦期前後にかけてアメリカで撮られた7本の古典的映画──『レディ・イヴ』『或る夜の出来事』『赤ちゃん教育』『フィラデルフィア物語』『ヒズ・ガール・フライデー』『アダム氏とマダム』『新婚道中記』──がいずれも、新しい女性の創造に関わる、男女の再婚をめぐる喜劇だったのはなぜか? アメリカ哲学の伝統を担うカヴェルの徹底的思索が輝く映画論の名著、ついに邦訳。
スタンリー・カヴェル著、石原陽一郎訳。
古代ギリシャの演説の技術、弁論術をめぐり交わした対話篇。人びとを説得し、自分の思いどおりに従わせることができるとされる弁論術の正体をあきらかにすべく、ソクラテスは、ゴルギアスとその弟子ポロス、アテネの若き政治家カリクレス相手に、厳しい言葉で問い詰め、論駁する。
プラトン著、中澤務訳。
「物質である脳から、なぜ非物質的な意識が生まれるのか?」名だたる学者が挑んできたこの難問に、プリンストン大学で神経科学ラボを率いる著者が、まったく新しい「答え」を提示する。ときに哲学や文学の文脈で語られる意識の謎にメカニカルな視点から迫った本書は、意識の進化的起源から私たちの心の仕組み、さらには人工意識をつくる試みまで、意識研究の最前線を描き切る。
マイケル・グラツィアーノ著、鈴木光太郎訳。
社会を構成する多様な社会集団を取り上げて、諸集団の具体的な把握を試みる。近世を中心に、社会集団の内部構造を解明するとともに、集団間の複合する関係を視野に入れ、かつ集団のメンバーである個人のレベルまで含んで、社会全体を総体的にとらえる。
塚田孝編。
現代社会のキーワードとして君臨する「イノベーション」。いかにして考え出され、政策や経営に組み込まれていったのか。また、研究はどのように商業化に巻き込まれたのか。国際機関や省庁・企業の実務家たちに焦点を合わせ、科学・技術の「有用性」を問い直す、私たちの時代の概念史。
ブノワ・ゴダン著、松浦俊輔訳、隠岐さや香解説。
計算社会科学Computational Social Scienceの最先端を走る研究者が、政治的分極化への処方箋を提示する。
著者:クリス・ベイル、訳者:松井信彦。
日本が近世から近代へと移り変わる時代は,近世身分制が解体し,「個人」を社会の構成員とする社会が形成されていく時代であった.本書は,このような近代社会が形成されるプロセスについて,資本主義化の本格的な進展という状況をふまえつつ,議会・政党・名望家に注目しながら解明する.
三村昌司著。
「人間とは何か」という問いに「進化」という側面から光を当て、生物としてのヒトという視点で行動や心理をとらえたロングセラー・テキストの全面改訂第2版! 新たに共著者を迎え、分子生物学・化石人類学を含む研究の進展に対応し、生活史・進化心理学の研究法・文化進化について章を設けるなど、内容を刷新。
長谷川寿一・長谷川眞理子・大槻久著。
生産と消費を架橋する流通,なかでもイノベーションにより流通のありようを大きく変えてきた小売業,その歴史的な発展に注目しながら,地域商業とどのように関わってきたのかを描く。
満薗勇著。
本書は、イギリス革命・フランス革命・明治維新の最新の研究成果を通して、比較革命史の新地平の開拓をめざすものである。従来の「比較史」にとどまらず、革命相互のつながりをとらえる「連鎖史」の視点にも着目し、諸革命の継承関係を解き明かす。
岩井淳・山﨑耕一編。
近現代の日本史・世界史を総合し、近代化、大衆化、グローバル化の歴史像を考える高校の必修科目が始まる。シリーズ第一巻は中国史、イギリス史、アメリカ史、アフリカ史、中東史の歴史家とともに、近現代史の名著を題材に、歴史研究の最前線や歴史像の形成過程、概念に基づく比較、問いや対話による歴史総合の実践を示す。
小川幸司・成田龍一編。シリーズ歴史総合を学ぶ1。