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主婦である私がマルクスの「資本論」を読んだら

主婦である私がマルクスの「資本論」を読んだら
  • 『主婦である私がマルクスの「資本論」を読んだら: 15冊から読み解く家事労働と資本主義の過去・現在・未来』
  • チョン・アウン/著 生田美保/翻訳
  • DU BOOKS
  • 2023/01/20
  • ISBN: 9784866471891

「主婦は家でぐうたら」している? そう言われた韓国のひとりの主婦が、
日本でも翻訳されている話題の書を含む15冊を読み解き、
こんな言葉を生む社会の仕組みの始まりをたどる旅へ──
「労働者が妻を扶養しているのではなく、妻が、
労働者を働きに出られるように扶養しているのだ。」──本文より
女性、男性、非婚女性、すべての人類のこれからを考えるための教養エッセイ!

-- 主婦である私がマルクスの「資本論」を読んだら チョン・アウン(著/文) - DU BOOKS | 版元ドットコム

AI 2041 人工知能が変える20年後の未来

AI 2041 人工知能が変える20年後の未来
  • 『AI 2041 人工知能が変える20年後の未来』
  • カイフー・リー(李開復)/著 チェン・チウファン(陳楸帆)/著 中原尚哉/翻訳
  • 文藝春秋
  • 2022/12/08
  • ISBN: 9784163916422

・グーグル中国元社長の人工知能学者が最先端テクノロジー解説
・鬼才のSF作家がストーリーで見事にビジュアライズ
【最高のストーリー+AI技術解説で描く「20年後の私たちの世界」】
‡AI保険が個人生活を深層学習、恋愛相手まで決める
‡パンデミック対応でAI医療が発達。非接触型社会へ
‡完全自動運転とスマートシティ。移行期の課題とは
‡没入型V Rがエンタメを一変。東京がメタバース聖地に
‡バーチャルAI教師が子どもを教育。才能を開花させる
‡量子コンピュータが発達。AI兵器が人類存亡の危機を招く
‡幸福の定義が変わり、経済モデルは全く新しくなる
われわれはA Iに降伏するのか? それとも、AIでよき未来をつくるのか?
ChatGPT、深層学習、未来予測、自然言語処理、AI教育、ディープフェイク、自動運転、VR/AR/MR、メタバース、量子コンピュータ、仮想通貨、ブロックチェーン、AI兵器、幸福感、消える職業・生まれる職業、ベーシックインカムなど、本書一冊ですベてを網羅。

-- AI 2041 人工知能が変える20年後の未来 カイフー・リー(李 開復)(著/文) - 文藝春秋 | 版元ドットコム

公衆衛生の倫理学

公衆衛生の倫理学
  • 『公衆衛生の倫理学: 国家は健康にどこまで介入すべきか』
  • 玉手慎太郎/著
  • 筑摩書房
  • 2022/12/16
  • ISBN: 9784480017628

健康をめぐる社会のしくみは、人々の自由をどう変えるのか。セン、ロールズ、ヌスバウムなどの議論を手掛かりに、現代社会に広がる倫理的な難問をじっくり考える。

-- 公衆衛生の倫理学 玉手 慎太郎(著/文) - 筑摩書房 | 版元ドットコム

複合国家イギリスの地域と紐帯

複合国家イギリスの地域と紐帯
  • 『複合国家イギリスの地域と紐帯』
  • 岩井淳/著・編集 道重一郎/著・編集
  • 刀水書房
  • 2022/12/12
  • ISBN: 9784887084766

近世ウェールズ史やスコットランド史を対象に「統合の中の独自性」「統合の中の重層性」を示す第一部。近世のアイルランド・イングラ ンド関係を通して「分裂のなかの紐帯模索」を提起する第二部。複合国家の紐帯がもつ多様な側面に光を当てた第三部。統合の「紐帯」は、16世紀から18世紀にかけて、どのように変遷し、王権や議会以外にも教育や軍隊、貿易活動などは、「紐帯」として、どのような役割を果たしたのであろうか。こうして、イギリスの構造を読者は深く知る事が可能となる。

-- 複合国家イギリスの地域と紐帯 岩井 淳(著/文 | 編集) - 刀水書房 | 版元ドットコム

変革する文体

変革する文体 もう一つの明治文学史
  • 『変革する文体: もう一つの明治文学史』
  • 木村洋/著
  • 名古屋大学出版会
  • 2022/12/26
  • ISBN: 9784815811082

新たな文体は新たな社会をつくる
小説中心主義を脱し、政論・史論から翻訳・哲学まで、徳富蘇峰を起点にして近代の「文」の歩みを辿りなおし、新興の洋文脈と在来の和文脈・漢文脈の交錯から、それまでにない人間・社会像や討議空間が形づくられる道程をつぶさに描いた意欲作。

-- 変革する文体 木村 洋(著) - 名古屋大学出版会 | 版元ドットコム

読むことのアレゴリー

読むことのアレゴリー
  • 『読むことのアレゴリー』
  • ポール・ド・マン/著 土田知則/翻訳
  • 講談社
  • 2022/12/15
  • ISBN: 9784065302279

批評界に大きな衝撃を与えるとともに、文学批評はもちろん、哲学・思想の領域にも深い影響を与えた巨人ポール・ド・マン(1919-83年)。ド・マンを領袖とする「イェール学派」は、第一世代に属するハロルド・ブルーム、ジェフリー・H・ハートマン、J・ヒリス・ミラー、第二世代に属するバーバラ・ジョンソン、ショシャナ・フェルマンの名とともに無数の輝かしい成果をあげてきた。その原点に位置するのが本書『読むことのアレゴリー』(1979年)であり、そこで全面的に展開されたド・マンの「脱構築批評」は文字どおり世界を震撼させた。
本書の一貫した主題は、言語の「比喩性」の観点から「読むこと」の本質を考察することにある。テクストに普遍的=不変的な意味を見出そうとする「字義性」に基づく発想をド・マンは虚妄として暴き出す。その帰結として高らかに宣言されるのが、言語はすべて比喩的である、というテーゼにほかならなかった。つまり、言語は絶えず自身とずれていく。それゆえ、語りは決定的な終結を迎えることに必ず失敗し、コミュニケーションはディスコミュニケーションとなる。例えば、アメリカのテレビドラマ『All in the Family』の一話で靴紐の結び方を聞かれた男が口にする「What’s the difference?」という言葉に見られるように、言語は常に「字義どおりの意味(literal meaning)」と「比喩的な意味(figurative meaning)」のあいだで宙吊りになり、意味の決定不可能性に直面するわけである。本書は、このことをルソー、ニーチェ、リルケ、プルーストにも見出される本質的な特性として示し、それらのテクストがみずからを脱構築し、さまざまな内部矛盾を遂行してしまうさまを鮮やかに浮かび上がらせる。
ド・マンの主著にして現代批評理論・現代思想の領域に聳え立つ一大金字塔──その定評ある明快な日本語訳を文庫版で手にできる快楽がここに生まれた。

-- 読むことのアレゴリー ポール・ド・マン(著/文) - 講談社 | 版元ドットコム

禁断の進化史

禁断の進化史 人類は本当に「賢い」のか
  • 『禁断の進化史: 人類は本当に「賢い」のか』
  • 更科功/著
  • NHK出版
  • 2022/12/12
  • ISBN: 9784140886892

私たちは、「バカ」だったから繁栄した!?

人類は他の生物より、知能が高く、そのために文明を築き成功することができた、と思われている。果たしてそうだろうか。知能の高さと生物の繁栄は直結しているのか? なぜ知能だけでなく、意識が進化したのか? 脳の大きいネアンデルタール人が滅んだのはなぜか? 生物進化についてのわかりやすい解説が人気の著者が、人類史の大きな謎に迫る!

-- 禁断の進化史 更科 功(著/文) - NHK出版 | 版元ドットコム

人はなぜ物を欲しがるのか

人はなぜ物を欲しがるのか
  • 『人はなぜ物を欲しがるのか: 私たちを支配する「所有」という概念』
  • ブルース・フッド/著 小浜杳/翻訳
  • 白揚社
  • 2022/12/14
  • ISBN: 9784826902441

手に入れたい、独占したい、失いたくない……
所有という行為と「自分のものにしたい」という所有欲は、人間が生きていくうえで必ずかかわってくる。

そもそも所有という行為は、進化の中でどのように生じたのか?
個人の所有欲は、社会のあり方にどんな影響を与えたのか?
そして、私たちがいくら物を手に入れても幸福になれないのはなぜなのか?

心理学、生物学、社会学、行動経済学など多様な分野の知見をもとに、私たちの人生を支配する「所有」というものの正体を探る。

-- 人はなぜ物を欲しがるのか ブルース・フッド(著/文) - 白揚社 | 版元ドットコム

オームステッド セントラルパークをつくった男

オームステッド セントラルパークをつくった男
  • 『オームステッド セントラルパークをつくった男: 時を経て明らかになる公共空間の価値』
  • ヴィートールド・リブチンスキー/著 平松宏城/翻訳
  • 学芸出版社
  • 2022/12/12
  • ISBN: 9784761540975

“ランドスケープの父”の生涯と設計思想
ランドスケープアーキテクトの父と称されたフレデリック・ロー・オームステッドは船員、農場経営、奴隷解放のジャーナリスト等、職を転々とした後、セントラルパークの仕事に出会った。
彼が目指したのは、誰もがアクセスでき、心身の健康を保てる都市公園。権力争いや財務に翻弄されながらも本質は守り抜き、今日まで続く公園をつくりあげた。
その後、都市公園のみならずグリーンインフラ、国立公園の基礎となる実践を重ね、思想とデザインを深化させていく。
公共空間の価値が問いなおされている今、先駆者の一生と哲学を描いた本書は、まちづくり関係者の必読書。

-- オームステッド セントラルパークをつくった男 ヴィートールド・リブチンスキー(著/文) - 学芸出版社 | 版元ドットコム

宗教の世界史

宗教の世界史
  • 『宗教の世界史』
  • ジョン・C・スーパー/著 ブライアン・K・ターリー/著 南塚信吾/監修 秋山晋吾/監修 ほか
  • ミネルヴァ書房
  • 2022/12/20
  • ISBN: 9784623094240

本書は、主要な宗教の歴史を論じるとともに、宗教 が世界史のなかでどのような役割を担い、政治や文化を動かしてきたかを描き出す。多くの学問分野にまたがる宗教研究の成果を取り入れながら基本概念を検討しつつ、テーマを設定することで宗教ごとの聖典や善悪の考え方などを対比し、宗教と国家、 権力、社会、芸術などとの関わりを、近年の傾向もふまえて縦横に論じる。

-- 宗教の世界史 ジョン・C・スーパー(著/文) - ミネルヴァ書房 | 版元ドットコム

なぜ理系に女性が少ないのか

なぜ理系に女性が少ないのか
  • 『なぜ理系に女性が少ないのか』
  • 横山広美/著
  • 幻冬舎
  • 2022/11/30
  • ISBN: 9784344986763

大学・大学院など高等教育機関における理系分野の女性学生の割合は、OECD諸国で日本が最下位。女子生徒の理科・数学の成績は世界でもトップクラスなのに、なぜ理系を選択しないのか。そこには本人の意志以外の、何かほかの要因が働いているのではないか――緻密なデータ分析から明らかになったのは、「男女平等意識」の低さや「女性は知的でないほうがいい」という社会風土が「見えない壁」となって、女性の理系選択を阻んでいるという現実だった。日本の男女格差の一側面を浮彫りにして一石を投じる、注目の研究報告。

-- なぜ理系に女性が少ないのか 横山広美(著/文) - 幻冬舎 | 版元ドットコム

情報パンデミック

情報パンデミック
  • 『情報パンデミック: あなたを惑わすものの正体』
  • 読売新聞大阪本社社会部/著
  • 中央公論新社
  • 2022/11/08
  • ISBN: 9784120055928

米大統領選→コロナワクチン→ウクライナ侵攻、次々に連鎖する陰謀論。誤情報をネットで流布する匿名の発信者を追い、デマに翻弄される人々の声を聞く――。高度化する“嘘”の裏側に迫るドキュメント。『読売新聞』長期連載「虚実のはざま」、待望の書籍化。

-- 情報パンデミック 読売新聞大阪本社社会部(著/文) - 中央公論新社 | 版元ドットコム