歴史学

論点・ジェンダー史学

論点・ジェンダー史学
  • 『論点・ジェンダー史学』
  • 山口みどり/編集、弓削尚子/編集、後藤絵美/編集、長志珠絵/編集、石川照子/編集
  • ミネルヴァ書房
  • 2023/06/01
  • ISBN: 9784623093502

ジェンダーの視点は、歴史の見え方を変えてきました。本書は、歴史学に新しい地平を開いてきたジェンダー史研究の「論点」を集めています。日本を含むアジア、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカを中心に、「社会」「家族」「身体」「文化」「政治」などからバランスよく精選された全113の論点と、各時代及び地域の特色溢れるトピックとして36のコラムを収載。語句解説やクロスレファレンス、映画や小説を使ったアクティヴィティ、巻末資料も充実しています。

-- 論点・ジェンダー史学 山口 みどり(編集) - ミネルヴァ書房 | 版元ドットコム

野戦郵便から読み解く「ふつうのドイツ兵 」

野戦郵便から読み解く「ふつうのドイツ兵 」
  • 『野戦郵便から読み解く「ふつうのドイツ兵 」: 第二次世界大戦末期におけるイデオロギーと「主体性 」』
  • 小野寺拓也/著
  • シリーズ: YAMAKAWA Selection
  • 山川出版社
  • 2022/12/20
  • ISBN: 9784634424074

敗色濃厚な大戦末期にあって、なぜドイツ兵たちは戦い続けたのか。兵士の手紙5477通からその心性に迫る、エゴ・ドキュメントの歴史学。
〔中略〕
本書はその野戦郵便を史料として用いながら、「ふつうの兵士たち」が最後まで戦い続けた理由は何であるのか、そして兵士たちにはどこまで「行動可能性」があったのか、もしあったのだとすれば、それはどのような意味であったと言えるのかを考察する。確信的なナチスならともかく、一般の兵士たちであればナチスの宣伝するイデオロギー(反ユダヤ主義や人種主義)などは内心あまり受け入れていなかっただろうし、大戦末期のような敗勢局面になれば彼らに行動可能性などほとんどなく、命じられたことをただ実行していたにすぎないと考える方は少なくないだろう。本書はそうした見方が本当に正しいのか、「戦友意識・男らしさ」「暴力経験・被害者意識」「他者・自己イメージ」という三つの軸から考察する。

-- 野戦郵便から読み解く「ふつうのドイツ兵 」 小野寺 拓也(著/文) - 山川出版社 | 版元ドットコム

歴史学の作法

歴史学の作法
  • 『歴史学の作法』
  • 池上俊一/著
  • 東京大学出版会
  • 2022/12/26
  • ISBN: 9784130230803

歴史とは何か、そして史料とは何か。ヨーロッパ史研究を牽引してきた著者が歴史学のさまざまな手法を解説、学問の基本と作法を平易に説く。歴史教育の現状も視野に入れ、私たちがこれからすすむべき道を示す。概論を学びたい学生や、歴史を見る眼を養いたい社会人にも最適。

-- 歴史学の作法 池上 俊一(著/文) - 東京大学出版会 | 版元ドットコム

日本近・現代史研究入門 松沢 裕作(著/文) - 岩波書店 | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784000615617

日本近代史・現代史の論文を書く、すべての初学者のために――。テーマの決めかた、史料について、調査の方法、目次のつくりかたなど歴史研究の基盤を、論文執筆の作業フローに即して基本から解説。第一線の研究者たちが提供する大きな見取り図が、研究史と向き合うあなたを助けてくれる。必要なことは、この一冊で分かる!

松沢裕作/高嶋修一著。