アメリカ 流転の1950-2010s
- 『アメリカ 流転の1950-2010s -映画から読む超大国の欲望』
- 祥伝社
- 2023年02月01日頃
- ISBN: 9784396618025
-- アメリカ 流転の1950-2010s -映画から読む超大国の欲望 | 楽天ブックス理想、喪失、そして分断。アメリカはどこへ行こうとしているのか?「偉大なる」実験国家の光と影。NHK「世界サブカルチャー史 欲望の系譜」アメリカ編を完全書籍化。揺れるアメリカ戦後75年の軌跡。
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-- 近代ドイツ史にみるセクシュアリティと政治 水戸部由枝(著/文) - 昭和堂 | 版元ドットコムドイツ・ヴィルヘルム時代の市民社会における、ジェンダー秩序の生成、性の規範化プロセスとそれによる女性の管理、新しい性道徳の意義、を明らかにすることで、性と政治社会の関係性を考察し、現代におけるセクシュアリティをめぐる問題の理解・解決への手がかりとしたい。
-- ブライト・ヤング・ピープルと保守的モダニティ 髙田 英和(編集) - 小鳥遊書房 | 版元ドットコム“Bright Young People”で、リベラリズムを、疑え!
個人主義と資本主義を推し進め、格差と二極化を進めた「モダニティ」(近代性)からの脱却に向けて、大衆化するイギリス文化をモダニズム論で分析せず、1920年代のはじめ、ロンドンに登場した「はしゃぐ若者たち=ブライト・ヤング・ピープル」を問い直し更新する。
-- 野戦郵便から読み解く「ふつうのドイツ兵 」 小野寺 拓也(著/文) - 山川出版社 | 版元ドットコム敗色濃厚な大戦末期にあって、なぜドイツ兵たちは戦い続けたのか。兵士の手紙5477通からその心性に迫る、エゴ・ドキュメントの歴史学。 〔中略〕 本書はその野戦郵便を史料として用いながら、「ふつうの兵士たち」が最後まで戦い続けた理由は何であるのか、そして兵士たちにはどこまで「行動可能性」があったのか、もしあったのだとすれば、それはどのような意味であったと言えるのかを考察する。確信的なナチスならともかく、一般の兵士たちであればナチスの宣伝するイデオロギー(反ユダヤ主義や人種主義)などは内心あまり受け入れていなかっただろうし、大戦末期のような敗勢局面になれば彼らに行動可能性などほとんどなく、命じられたことをただ実行していたにすぎないと考える方は少なくないだろう。本書はそうした見方が本当に正しいのか、「戦友意識・男らしさ」「暴力経験・被害者意識」「他者・自己イメージ」という三つの軸から考察する。
-- 奴隷制廃止のアメリカ史 紀平 英作(著/文) - 岩波書店 | 版元ドットコムアメリカの政治・社会・法にとって、奴隷制とはどのような意味を持ってきたのか。独立革命から南北戦争を経て再建期の終わりまで、奴隷制廃止にいたる動きとその後の人種主義体制の確立を通史として叙述し、奴隷制をめぐる思想と議論の流れを丹念に読み解きながら、今もなお続く問題の淵源としての奴隷制を明らかにする。
-- 複合国家イギリスの地域と紐帯 岩井 淳(著/文 | 編集) - 刀水書房 | 版元ドットコム近世ウェールズ史やスコットランド史を対象に「統合の中の独自性」「統合の中の重層性」を示す第一部。近世のアイルランド・イングラ ンド関係を通して「分裂のなかの紐帯模索」を提起する第二部。複合国家の紐帯がもつ多様な側面に光を当てた第三部。統合の「紐帯」は、16世紀から18世紀にかけて、どのように変遷し、王権や議会以外にも教育や軍隊、貿易活動などは、「紐帯」として、どのような役割を果たしたのであろうか。こうして、イギリスの構造を読者は深く知る事が可能となる。
「どんな来歴の持ち主であれトップにのぼりつめる機会は与えられている」(マーガレット・サッチャー)。「社会的流動性こそがイギリス的生活の主要要因とみなしたい」(トニー・ブレア)。パイオニア世代からミレニアル世代まで19世紀末から20世紀末にかけて生まれた7つの世代の証言をたどりつつ、英国社会の特徴と謳われた「社会的流動性」とメリトクラシー社会の実相を探る。エゴドキュメントで読みとくイギリス現代史。
セリーナ・トッド(著)、近藤康裕(翻訳)。
複数形のモダニティが競合する20世紀ヨーロッパ、その像を生き生きとした描写で描く-----復興、冷戦、植民地帝国の終焉、統合、そして世紀末の新たな挑戦を俯瞰する。
コンラート・ヤーラオシュ(著)、橋本伸也(訳)。
繁栄の輝きと破壊の悲惨を往還する20世紀ヨーロッパ。トランスナショナルな歴史の試み-----進歩の夢敗れ、二つの大戦と世界大恐慌による悲惨に崩れ落ちた世紀前半を描く。
コンラート・ヤーラオシュ(著)、橋本伸也(訳)。
自由と民主主義の理念をアメリカ社会に根付かせる上で黒人女性が果たした決定的な役割とは。周縁化された視点から歴史を再解釈する。
奴隷制度確立以前から現代に至る黒人女性の多様な経験を彼女たちの声に基づき活写。黒人女性「について」ではなく黒人女性の「視点」から、アメリカの位相を多面的に映し出す。人種やジェンダー、セクシュアリティを歴史叙述の不可欠な構成要素と位置付け、周縁化された人びとの視点から書き直した「再解釈のアメリカ史」第一弾。NAACP(全米黒人向上協会)イメージ・アワード2021候補作、アメリカ歴史家協会(OAH)ダーリーン・クラーク・ハイン賞 特別賞受賞。
ダイナ・レイミー・ベリー/カリ・ニコール・グロス著、兼子歩/坂下史子/土屋和代訳。
訴訟中毒といわれた古典期アテナイにおいて、法廷弁論で勝利を収めることは生きるための必須条件であった。前半では現存する私訴弁論を題材に、当時の市井の人々の生きざまを紹介する。後半では当時の有数の弁路家デモステネス、アイスキネスが、北より迫り来るマケドニアの脅威の前に反マケドニア・親マケドニアを代表し、弁論の火花を散らす。社会の縮図といわれた法廷での抗争と時代の推移とを、ときに軽妙な筆致で活写する。
木曽明子著。
社会秩序はいつ、どのようにして変わるのか。近世イギリス社会の経験を見事に描き出した社会史の名著。
イギリスで歴史を学ぶ学生の必読書。個別の事象を丹念に読み解きながら社会全体の流れを描き切る叙述の見事さから、1982年の刊行以来、版を重ねてきた。本書が取り上げるのは、封建領主の弱体化による地主階級の勃興、人口激増による食糧価格の上昇、ピューリタン革命などが起きた激動の100年。この期間に、長きにわたって存在し、変わらないように思われた社会構造も、経済の発展と絡み合いながら姿を変えていった。しかしその変化は明るい方向には進まなかった。イギリス全体は豊かになりつつも、経済的格差と文化的分断は、ますます広がっていく。2003年の原著改訂増補版を文庫化。
キース・ライトソン著、中野忠/山本浩司訳。