哲学

日本語からの哲学

日本語からの哲学
  • 『日本語からの哲学: なぜ〈です・ます〉で論文を書いてはならないのか?』
  • 平尾昌宏/著
  • 晶文社
  • 2022/09/27
  • ISBN: 9784794973276

〈です・ます〉体で書き上げた論文が却下された著者が抱いた疑問。「なぜ〈です・ます〉で論文を書いてはならないのか?」
〈である〉と〈です・ます〉、二つの文末辞の違いを掘り下げていった末にたどり着いたのは、全く異なった二つの世界像=哲学原理だった。
国語学、日本語学の成果をふまえ、日本語で哲学することの可能性を追求した画期的な論考。〈である〉と〈です・ます〉それぞれが表す哲学原理とは? 愛、正義、ケアの概念は〈である〉で語るべきか、それとも〈です・ます〉で語るべきか? 世界には〈です・ます〉でしか描けないものがある。スケールの大きな思考実験にして、唯一無二の哲学入門。

-- 日本語からの哲学 平尾昌宏(著/文) - 晶文社 | 版元ドットコム

公共哲学入門

公共哲学入門
  • 『公共哲学入門: 自由と複数性のある社会のために』
  • 齋藤純一/著 谷澤正嗣/著
  • NHK出版
  • 2023/03/25
  • ISBN: 9784140912782

わかりあえない他者と生きる思考法
多様性よりも「複数性」を、そして何よりも人間の「平等な自由」を実現するために――。カントに始まり、功利主義、ロールズ、リバタリアニズムなど定番の要点をしっかり押さえたうえで、デモクラシーの価値を根底から問い直す。「今だけ・自分だけ」の発想を乗り越えて、政治的意思の違いを互いに解消することなく、共に生きていく視点を身につける「新しい教科書」!

-- 公共哲学入門 齋藤 純一(著/文) - NHK出版 | 版元ドットコム

自由意志対話

自由意志対話 自由・責任・報い
  • 『自由意志対話: 自由・責任・報い』
  • ダニエル・C・デネット/著 グレッグ・D・カルーゾー/著 木島泰三/翻訳
  • 青土社
  • 2022/12/23
  • ISBN: 9784791775255

肯定論者×懐疑論者。自由意志から現実世界を問いなおす。
デネットは自由意志と決定論についての両立論を肯定し、私たちには自由意志があるとはっきり主張する。カルーゾーは決定論と自由意志は両立せず、私たちは自由意志を欠いていると考える。伝統的に対立してきた二つの立場をとるデネットとカルーゾー。異なる立場から、自由意志、そしてそこから派生する責任、賞賛、非難、刑罰の問題までをも縦横無尽に議論する。

-- 自由意志対話 ダニエル・C・デネット(著/文) - 青土社 | 版元ドットコム

リアリティ+(プラス) 下

リアリティ+(プラス) 下
  • 『リアリティ+(プラス) 下: バーチャル世界をめぐる哲学の挑戦』
  • デイヴィッド・J・チャーマーズ/著 高橋則明/翻訳
  • NHK出版
  • 2023/03/25
  • ISBN: 9784140819371

VRは〝真の実在〞なのか? さまざまな思考実験をもとに新たな「現実」に迫る!

-- リアリティ+(プラス) 下 デイヴィッド・J・チャーマーズ(著/文) - NHK出版 | 版元ドットコム

リアリティ+(プラス) 上

リアリティ+(プラス) 上
  • 『リアリティ+(プラス) 上: バーチャル世界をめぐる哲学の挑戦』
  • デイヴィッド・J・チャーマーズ/著 高橋則明/翻訳
  • NHK出版
  • 2023/03/25
  • ISBN: 9784140819364

この世界は本物か? 現代の代表的哲学者によるテクノロジーと「心の哲学」探求の最先端
私たちがいるこの世界は本物なのだろうか? それが「確か」だとなぜわかるのか?
テクノロジーが急速な発展を遂げるなか、古くて新しい哲学的難問があらためて問い直されている――
現実(リアリティ)とは何か、どのようにしてそれを知ることができるのか。「シミュレーション仮説」「可能世界」「水槽の中の脳」など、さまざまな思考実験を通じ、見えてくるものとは。
現代哲学の第一人者チャーマーズが、哲学とテクノロジーを大胆に融合させ、新しい現実(リアリティ)、新しい世界観を提示する。

-- リアリティ+(プラス) 上 デイヴィッド・J・チャーマーズ(著/文) - NHK出版 | 版元ドットコム

デューイ著作集2 哲学2 論理学理論の研究, ほか

デューイ著作集2 哲学2 論理学理論の研究, ほか
  • 『デューイ著作集2 哲学2 論理学理論の研究, ほか: デモクラシー/プラグマティズム論文集』
  • ジョンデューイ/著 古屋恵太/著 松下良平/著
  • 東京大学出版会
  • 2023/01/06
  • ISBN: 9784130142021

デューイが哲学者としての自己像を確立するに至る、初期から中期の論考を精選。多数派支配ではないデモクラシー、実用的な都合次第の真理の探究ではないプラグマティズムの特徴を提示し、ポスト・トゥルースの時代を生きる人々にアクチュアルな示唆を与える。

-- デューイ著作集2 哲学2 論理学理論の研究, ほか ジョン デューイ(著/文) - 東京大学出版会 | 版元ドットコム

分析フェミニズム基本論文集 木下 頌子(編訳) - 慶應義塾大学出版会 | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784766428551

近年盛り上がりを見せる「分析フェミニズム」の重要な論文を紹介。

分析フェミニズムは、英米系の分析哲学と呼ばれる潮流のなかでフェミニズムに関わるさまざまな問いに取り組む分野である。たとえば、「女性」概念をどう定義すべきか、性的なモノ扱いとはどういうことか 、マイノリティの声はどのように封じられるのか、トランスジェンダーの人々を抑圧するレトリックの根底にあるものは何か、といった問いが分析哲学の手法を用いて論じられている。

本書では、形而上学、認識論、倫理学の主要なトピックから、代表的な論文8本を選定。いずれも海外のフェミニズム哲学の授業で頻繁に購読されている必読論文である。

木下頌子/渡辺一暁/飯塚理恵/小草泰(編訳)。

知識とは何だろうか ダンカン・プリチャード(著/文) - 勁草書房 | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784326103119

知識とは何か。知識はどこから来るのか。どんな種類の知識が存在するのか。そもそも何かを知ることはできるのか。認識論を学ぶ実践的重要性とは何か。本書は認識論におけるこうした問いに取り組み、明確で公平な見方を提示する。理解を助けるコラムや章ごとのまとめ、学習課題、読書案内、インターネット資料も完備した待望の入門書。

ダンカン・プリチャード(著)、笠木雅史(翻訳)。