社会学

環境社会学事典

環境社会学事典
  • 『環境社会学事典』
  • 環境社会学会/編集
  • 丸善出版
  • 2023/04/01
  • ISBN: 9784621307540

環境社会学は、人間社会とその周辺の自然環境との相互作用を社会や人々の側から検討する学問である。日本の環境社会学は、公害や大規模開発の問題等の解決を目指す「環境問題の社会学」と、人間と自然環境の多様な関係性や生活世界の理解を目指す「環境共存の社会学」として展開されてきた研究がベースとなっている。ともに被害者、被災者、生活者、居住者の視点とフィールドワークを重視しながら、時には隣接する学問分野と協働し研究することが特長といえる。
新型コロナウイルス感染症、豪雨による洪水被害、猛暑・台風・豪雪の激甚化など、私たちの日常生活は多くのリスクに直面している。このようなリスクの根源には人間社会と自然環境との関係性の歪みが潜んでいる。
本事典は、こうした時代だからこそ社会にとって重要な意味を持つ、環境社会学の視座やアプローチ、これまでの研究蓄積、そして今後の展開を収載している。

-- 環境社会学事典 環境社会学会(編集) - 丸善出版 | 版元ドットコム

シュッツの社会科学認識論

シュッツの社会科学認識論
  • 『シュッツの社会科学認識論: 社会の探究が生まれるところ』
  • 高艸賢/著
  • 晃洋書房
  • 2023/03/03
  • ISBN: 9784771036949

現象学から社会科学を考える
ベルクソン、フッサール、ウェーバーの3人を知的源泉とするシュッツ。「生」と「認識」の関係を問う彼の問題意識を、現代に継承する。
社会科学が知を生み出すことはいかにして可能か。シュッツの社会理論を手がかりに、学問の前提を問い直す

-- シュッツの社会科学認識論 高艸 賢(著/文) - 晃洋書房 | 版元ドットコム

『スティグマ』というエニグマ 薄井 明(著/文) - 誠信書房 | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784414501117

ゴフマンの生誕100年、没後40年が経った現在でも、ゴフマン社会学の理解は十分ではない。そこで、主著である『スティグマ(Stigma)』を取り上げ、その詳しい解説と部分的な応用を試みたのが本書である。

難解で正体がつかめないと評される『スティグマ』は、「謎めいた文章」を意味するまさに「エニグマ」である。本書はその難解さを解読する装置の役割を果たし、ゴフマン社会学の本格的な理解と応用への橋渡しとなる。

薄井明(著)。

実況中継・社会学 北田 暁大(著・文・その他) - 有斐閣 | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784641174443

東京大学での講義をもとにした書き下ろし教科書。「いじめ」「愛国心」「○○化する社会」など,社会的な話題をどう考えると社会学になるのか。「等価機能主義」に軸足をおき「問題がどのような意味で問題なのか」を社会学理論を背景に吟味し,社会問題について考える道筋を示していく。

北田暁大著。