メディア

ディープフェイクの衝撃

ディープフェイクの衝撃
  • 『ディープフェイクの衝撃: AI技術がもたらす破壊と創造』
  • 笹原 和俊
  • PHP研究所
  • 2023年02月20日頃
  • ISBN: 9784569852614
  • シリーズ: PHP新書

ディープフェイクとは、人工知能(AI)の技術を用いて合成された、本物と見分けがつかないほどリアルな人物などの画像、音声、映像やそれらを作る技術のことである。大統領が敵国への降伏を呼びかける動画が拡散されたり、ある企業のCEOの偽音声を用いた詐欺事件が発生するといった事例が生まれる一方、画像生成AIを用いて作成された絵画が米国の美術品評会で優勝するなど、アートやエンターテインメントの分野にも大きな変革が生じる可能性がある。ディープフェイクを生み出す原理や社会への影響などを平易に解説し、共存せざるを得ない未来に向けて知っておくべきことを語る。

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「おふくろの味」幻想

「おふくろの味」幻想
  • 『「おふくろの味」幻想: 誰が郷愁の味をつくったのか』
  • 湯澤規子
  • 光文社
  • 2023年01月18日頃
  • ISBN: 9784334046477
  • シリーズ: 光文社新書

肉じゃが?ポテサラ?オムライス?「おふくろの味」の正体とはー?無性に食べたくなる時もあれば、揉め事の火種にもなる。誰もが一度は聞いたことがあるのに正体不明の「味」の謎ー。

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明治・大正・昭和の時代劇メディアと時代考証

明治・大正・昭和の時代劇メディアと時代考証
  • 『明治・大正・昭和の時代劇メディアと時代考証』
  • 大石学/時代考証学会
  • 勉誠出版
  • 2023年01月31日
  • ISBN: 9784585320258

多くの記録が残され、我々の身近な人々が生きていた明治・大正・昭和。現在に近い時代を考証する困難性はどこにあるのか。そして、史実に沿うノンフィクションにおいても時代考証が求められるのはなぜか。近現代史とノンフィクションにおける考証実務や作品の考察から、虚構と現実の間を埋めるという重要な役割を持つ「時代考証」がもつ可能性の広がりを考える。

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メディアの生成

メディアの生成
  • 『メディアの生成: アメリカ・ラジオの動態史』
  • 水越 伸
  • 筑摩書房
  • 2023年02月13日頃
  • ISBN: 9784480511669
  • シリーズ: ちくま学芸文庫 ミー28-1

メディアの近未来を予測するとき、ラジオの歴史から学ぶことは多い。20世紀が幕を開けた頃、電波を用いたコミュニケーション領域=無線は、最新のニュー・メディアだった。そこから徐々にラジオ放送が産業として編成され、マス・メディアとして確立し、日々絶え間なく放送される番組が人々の生活文化を形成していくことになる。本書は20世紀初頭から半ばまでのアメリカにおけるラジオの動向を通じ、メディアが経験した地殻変動や、近代社会における文化の諸相に迫る。インターネット登場前夜に書かれた名著に、新章を増補した待望の文庫版。

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メディアは「貧困」をどう伝えたか

メディアは「貧困」をどう伝えたか
  • 『メディアは「貧困」をどう伝えたか: 現場からの証言:年越し派遣村からコロナショックまで』
  • 水島宏明/著
  • 同時代社
  • 2023/02/17
  • ISBN: 9784886839381

テレビ報道からSNSまで――「貧困」の実相は伝わっているのか?
「ネットカフェ難民」「派遣村」「コロナ貧困」などの現場を取材してきた著者が、「貧困報道」の変遷を詳細に分析し、問う。そして、支援活動の当事者やその活動を伝えるジャーナリストらの証言を通して、高度成長期以降の日本社会に巣くう病理に迫る!

-- メディアは「貧困」をどう伝えたか 水島 宏明(著/文) - 同時代社 | 版元ドットコム

メディア地質学

メディア地質学
  • 『メディア地質学: ごみ・鉱物・テクノロジーから人新世のメディア環境を考える』
  • ユッシ・パリッカ/著、太田純貴/翻訳
  • フィルムアート社
  • 2023/02/03
  • ISBN: 9784845919291

人類は石油を掘りスマホは化石になる──
物質という視点や長大な時間から現代のメディア状況を捉え直す、気鋭の研究者によるハードでドライなメディア文化論。
ポストヒューマンや新しい唯物論にも接続するパースペクティヴから"傍若無人な人新世(Anthrobscene)"を看破する──

-- メディア地質学 ユッシ・パリッカ(著/文) - フィルムアート社 | 版元ドットコム

混淆する戦前の映像文化

混淆する戦前の映像文化
  • 『混淆する戦前の映像文化: 幻燈・玩具映画・小型映画』
  • 福島可奈子/著
  • 思文閣出版
  • 2022/12/28
  • ISBN: 9784784220465

戦前の日本には、映画館以外の場所で利用された「非劇場型」の映像機器が多種多様に存在していた。ときに家庭の娯楽として、ときに学校や宗教施設で教育目的に受容されていたそれらは、今では衰退し忘れ去られて久しい。
本書では、その実態を掘り起こすため著者自身が十数年にわたって調査・分析し、撮影した明治~昭和(戦前期)のスライドやフィルム、映写機器等の一次資料を豊富に組み込み、戦前期日本で幻燈や玩具映画、齣フィルム、小型映画などの雑多なメディアが入り混じりながら技術的・産業的に発展・回帰・衰退していくさまを明らかにする。
デジタル一元化の時代に、傍流として置いてきた「異形」の数々を拾い上げる「メディア考古学」的実践の書。

-- 混淆する戦前の映像文化 福島可奈子(著/文) - 思文閣出版 | 版元ドットコム

メディアと感情の政治学

メディアと感情の政治学
  • 『メディアと感情の政治学』
  • カリン・ウォール=ヨルゲンセン/著、三谷文栄/翻訳、山腰修三/翻訳
  • 勁草書房
  • 2020/11/30
  • ISBN: 9784326351800

怒り、愛情、恐怖……。感情がメディアを駆けめぐる。SNSや、一見「客観的」なニュースにさえもあふれる「感情」を鋭く分析する! 
ポピュリスト政治家がソーシャルメディアを通じてあおる「怒り」、災害報道に私たちが寄せる「共感」。メディアを通じて喚起され、共有される感情をどうとらえればいいのか。記者が取材する中で行う感情労働から、SNSが気づかぬうちに私たちの感情を管理するメカニズムまで、新たな視点でメディアと感情の関係に斬り込む。

-- メディアと感情の政治学 カリン・ウォール=ヨルゲンセン(著/文) - 勁草書房 | 版元ドットコム