労働

監査文化の人類学

監査文化の人類学
  • 『監査文化の人類学』
  • マリリン・ストラザーン/著
  • 水声社
  • 2022/12/23
  • ISBN: 9784801006942

人類学者たちが直面するブルシット・ジョブ?!
《説明責任を果たせ!》、《それは何の役に立つのか?》――私たちの日常に忍び込んできた「監査文化」。
市場原理と結びついた生産性の追求とペーパーワークの増大によって、社会はどのように変容したのか? 新自由主義に基づく大学再編成の波を背景に、雑務に忙殺される人類学者たちがみずからの職場を描きだす!

-- 監査文化の人類学 マリリン・ストラザーン(著/文) - 水声社 | 版元ドットコム

個別化する現代日本企業の雇用関係

個別化する現代日本企業の雇用関係
  • 『個別化する現代日本企業の雇用関係: 進化する企業と労働組合の対応』
  • 三吉勉/著
  • ミネルヴァ書房
  • 2023/03/22
  • ISBN: 9784623094936

日本の大企業セクターにおける個別化された雇用関係の現実とは――。労使関係論の方法である「どんな仕事をどれくらいやって、いくらもらうのか」という仕事に関する規則に着目、その規則を決定するために労使間でどのような合意形成のための取り組みがなされているのか、ある日本企業の企業別労働組合を事例に観察・分析、今後を展望する。

-- 個別化する現代日本企業の雇用関係 三吉 勉(著/文) - ミネルヴァ書房 | 版元ドットコム

ゆるい職場

ゆるい職場 若者の不安の知られざる理由
  • 『ゆるい職場: 若者の不安の知られざる理由』
  • 古屋星斗/著
  • 中央公論新社
  • 2022/12/08
  • ISBN: 9784121507815

「働きやすい会社」を、なぜ若者は辞めてしまうのか?
新時代の、若者・仕事・日本社会を紐解く――
「今の職場、“ゆるい”んです」「ここにいても、成長できるのか」。そんな不安をこぼす若者たちがいる。2010年代後半から進んだ職場運営法改革により、日本企業の労働環境は「働きやすい」ものへと変わりつつある。しかし一方で、若手社員の離職率はむしろ上がっており、当の若者たちからは、不安の声が聞かれるようになった――。本書では、企業や日本社会が抱えるこの課題と解決策について、データと実例を示しながら解説する。

-- ゆるい職場 古屋星斗(著/文) - 中央公論新社 | 版元ドットコム

お母さんは忙しくなるばかり

お母さんは忙しくなるばかり
  • 『お母さんは忙しくなるばかり: 家事労働とテクノロジーの社会史』
  • ルース・シュウォーツ・コーワン/著 高橋雄造/訳
  • 法政大学出版局
  • 2010/10/15
  • ISBN: 9784588364143

19世紀以来の工業化、20世紀の家庭電化による家事労働の再編は、主婦の仕事を本当に楽にしたのだろうか? かつては夫や子どもたち、さらには使用人も含めて分担していた家事労働が、テクノロジーの進化とともに主婦に集約されてゆくアイロニカルな過程、今日まで強固に存在する「男女別領域」の教義が確立される過程を、社会史・技術史の視点から描いた家事労働論の基本文献。柏木博氏推薦。

-- お母さんは忙しくなるばかり ルース・シュウォーツ・コーワン(著) - 法政大学出版局 | 版元ドットコム

主婦である私がマルクスの「資本論」を読んだら

主婦である私がマルクスの「資本論」を読んだら
  • 『主婦である私がマルクスの「資本論」を読んだら: 15冊から読み解く家事労働と資本主義の過去・現在・未来』
  • チョン・アウン/著 生田美保/翻訳
  • DU BOOKS
  • 2023/01/20
  • ISBN: 9784866471891

「主婦は家でぐうたら」している? そう言われた韓国のひとりの主婦が、
日本でも翻訳されている話題の書を含む15冊を読み解き、
こんな言葉を生む社会の仕組みの始まりをたどる旅へ──
「労働者が妻を扶養しているのではなく、妻が、
労働者を働きに出られるように扶養しているのだ。」──本文より
女性、男性、非婚女性、すべての人類のこれからを考えるための教養エッセイ!

-- 主婦である私がマルクスの「資本論」を読んだら チョン・アウン(著/文) - DU BOOKS | 版元ドットコム

霞が関の人になってみた 知られざる国家公務員の世界

霞が関の人になってみた 知られざる国家公務員の世界
  • 『霞が関の人になってみた 知られざる国家公務員の世界』
  • 霞いちか/著
  • カンゼン
  • 2023/02/17
  • ISBN: 9784862555960

政治家対応、大量の資料作成、、、霞が関の人のことをもっと知ってほしい!
国民の多くが残念ながらちゃんと理解していない官僚の日々の仕事や役割。
政治家とのやり取りも含め、ブラックボックスのようになっている霞が関の人の 日常を、実際に霞が関で働く著者が、ユニークにわかりやすく解説します!

-- 霞が関の人になってみた 知られざる国家公務員の世界 霞いちか(著/文) - カンゼン | 版元ドットコム

クジラ捕りが津波に遭ったとき 森田 勝昭(著) - 名古屋大学出版会 | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784815811044

鯨びと、鯨の町、鯨の海

うち続く逆境のなか、生命をかけてクジラと闘うのはなぜか。

歴戦の解剖リーダーや老いたる船の若き船長、多くの人生を 背負う社長らの声を聴き、捕鯨という「仕事」が織りなす 厳しくも豊かな世界を見つめる。

「生きてあること」のタスクスケープ

森田勝昭(著)。

転機におけるキャリア支援のオートエスノグラフィー 土元 哲平(著/文) - ナカニシヤ出版 | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784779516870

現在ある自己は,折々の転機に際し,どう選択をし,どうのり越えてきたのか。その折々に,どのような相互交流があり,どのような支援に巡り合ったのか。今ある人生は結果としてどのような文化の産物なのか。

土元哲平(著)。

失業を埋めもどす 森 宜人(著) - 名古屋大学出版会 | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784815811037

失業はいかにして発見され、社会政策の中心課題になったのか。繰り返し大量失業に悩まされたドイツにおいて、都市が国家に先駆けてセーフティネット構築をはかる姿を初めて解明、慈善団体や国家との対抗/連携の過程も鮮やかに捉えて、労働をめぐるモダニティの大転換を、現代も視野に描き出す。

森宜人(著)。

働きがいのある会社とは何か 斎藤 智文(翻訳) - 晃洋書房 | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784771036666

どんな企業でも「働きがいのある会社」になれる

数百の会社、数千人を超える社員へのインタビュー調査から「働きがいのある会社」を追究した経営学の歴史的名著の完訳版。『フォーチュン』誌が毎年発表している「最も働きがいのある会社」の選考基準「GPTWモデル」誕生の経緯がここに明かされる。

本書は、どんな企業でも「働きがいのある会社」になれることを証明している。本書から得られる教訓は、CEO、経営・管理層、そして従業員に「働きがいのある会社」を創るためのインスピレーションを与えてくれるはずである。このような努力は、私たちの社会生活を豊かにするだけではない。社会全体がその恩恵を受けることになるのである。(「日本語版のための序文」より)

ロバート・レベリング著、斎藤智文/伊藤健市/岡田寛史/佐藤健司/楠奥繁則訳。

デジタルプラットフォームと労働法 石田 信平(著/文) - 東京大学出版会 | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784130361576

ウ―バーイーツなどデジタルプラットフォーム・ビジネスの台頭は、単発の仕事を請け負う「ギグワーカー」の登場など従来とは異なる社会現象を生み出し、労働法の世界にも新たな課題を投げ掛けている。この近時の大きな変化のなか、これらを近視眼的に捉え法技術的な議論を展開するだけでは、問題の本質に迫ることは難しい。そもそも労働法はどのような社会状況のなかで生成し、展開され、今日に至っているのか。プラットフォーム・ビジネスの出現と成長が、労働法の基盤や構造にどのような課題を投げ掛けているのか。そのなかで各国はどのような法制度の改革を行おうとしているのか。問題の解決に向け、本書は労働法の基底にある「労働者」概念にまで遡り、日本・ドイツ・フランス・イギリス・アメリカを対象に、歴史的・比較法的な視点からプラットフォーム・ビジネスがもたらす課題と展望を明らかにする。

石田信平/竹内(奥野)寿/橋本陽子/水町勇一郎著。

日本労使関係史 1853-2010 アンドルー・ゴードン(著/文) - 岩波書店 | 版元ドットコム

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784007312380

1980年代に喧伝された「日本型雇用システム」(「終身雇用」「年功序列型賃金制」「企業福祉」「企業別労働組合」……)の形成と変容を、労働者・経営者・官僚の相互関係に注目し分析。近現代日本労使関係を描いた決定版。

アンドルー・ゴードン著、二村一夫訳。