青土社 ||哲学/思想/言語:非暴力の力

http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3707

暴力を正当化する「自己防衛」、その「自己」の意味を徹底的に問い直し、人間が根本的に、他者や非人間を含む環境と相互依存していることを明らかにする。私たちは個人主義の罠を超えて、どのように連帯することができるのか。常に現代の諸現象を鋭く分析し、精神の最深部に訴えかけ続けてきた著者が示す、戦争とレイシズムの時代における非暴力のマニフェスト。

ジュディス・バトラー著、佐藤嘉幸/清水知子訳。

ナイス・レイシズム なぜリベラルなあなたが差別するのか? - 株式会社 明石書店

https://www.akashi.co.jp/book/b611079.html

あなたは優しく善良だ——では、なぜレイシストなのか? 黒人や先住民、アジア人などの非白人を日常的に差別するのは、敵意をむき出しにする極右の白人至上主義者ではない。肌の色は気にしないという「意識の高い」リベラルだ——善意に潜む無意識の差別を暴き、私たちの内に宿るレイシズムと真に向き合う方法を探る。

ロビン・ディアンジェロ著、出口真紀子解説、甘糟智子訳。

『心はこうして創られる 「即興する脳」の心理学』(ニック・チェイター,高橋 達二,長谷川 珈):講談社選書メチエ|講談社BOOK倶楽部

https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000353702

「心の奥底には何かが隠されている」と、誰もが思いたがる。心理学者や精神分析学者たちは、暗がりに潜むものを暴き出そうと奮闘してきた。だが、神経科学や行動心理学の驚くべき新発見の数々は、隠された深みなどそもそも存在しないことを明らかにしている。「無意識の思考」などというのは、神話にすぎなかったのだ。わたしたちの脳は、思考や感情や欲望を「その瞬間に」生み出している……行動の理由も、政治的信念も、そして恋心さえも。本書が紹介する数々の驚くべき実験結果を目にしたとき、そのことを疑うことはもはや不可能になる。世界はどのように存在し、自分はどんな人間であるのか―それも、脳がもつ途方もない即興能力によって創り出されるフィクションなのだ。認知科学をリードする世界的研究者が脳と心の秘密を解き明かす、超刺激的論考!

ニック・チェイター著、高橋達二/長谷川珈訳。

リーディングス 合理的選択論 - 株式会社 勁草書房

https://www.keisoshobo.co.jp/book/b609756.html

なぜ人びとは結婚するのか。人びとが下町や高級住宅地のように(人種や階層など)似たような境遇で集まって、近くに住むのはなぜだろうか──本書は、こうした問いを考えるための豊かなアイディアを、最新の成果ではなく、その出発点となる古典研究を中心に、合理的選択論のリーディングス(重要業績集)として紹介する。

小林盾/金井雅之/佐藤嘉倫編。

平等と効率の福祉革命 - 岩波書店

https://www.iwanami.co.jp/book/b608021.html

キャリアとジェンダー平等を追求する女性と、性別分業に従う女性との間で広がる格差。価値観・学歴の似た者同士が結婚する結果、世帯間の格差が増幅し、社会の効率性が下がり、さらには世代を越えて格差が継承されてしまう。どうすればこの流れを転換することができるのか。比較福祉国家論の第一人者による提言の書、待望の文庫化。

イエスタ・エスピン=アンデルセン著、大沢真理監訳。

草の根のファシズム - 岩波書店

https://www.iwanami.co.jp/book/b609326.html

日中戦争、アジア太平洋戦争を引き起こし、日本を崩壊させた天皇制ファシズム。その被害者とされてきた民衆がファシズムを支えていたこと、そして戦争末期の悲惨な体験から戦後デモクラシーが生まれたことを民衆が残した記録から明らかにしてゆく。従来の戦争観に根本的転換をもたらした名著、待望の文庫化。【解説=加藤陽子】

吉見義明著。

戦争と罪責 - 岩波書店

https://www.iwanami.co.jp/book/b609327.html

戦争の時代、そして戦後を通じて、日本人は「悲しむ力」を失い続けてきた。戦地で残虐な行為を行った将校、軍医、憲兵……。彼らは個人としてどのように罪を意識し自らの行為と向き合ってきたのか。精神病理学者による丹念な聞き取りをもとに解明する。罪の意識を抑圧する文化のなかで豊かな感情を取り戻す道を探る。

野田正彰著。

日本近代村落の起源 - 岩波書店

https://www.iwanami.co.jp/book/b605138.html

地租改正による近世村落の解体は、村請制に支えられてきた秩序を全面的に崩壊させた。未来への予期を欠いたまま、資源を奪い合い、暴力におびえる住民たち。人々は〈未熟なリヴァイアサン〉、すなわち力を持たない政府の裁定を仰ぎ、相互監視の規約を改めて交わす。近世・近代移行期における日本社会の根本的な変容を描く。

松沢裕作著。

慶應義塾大学出版会 | 〈サラリーマン〉のメディア史 | 谷原吏

https://www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784766428322/

「サラリーマン」という戦後の成人男性の典型的な表象が揺らぎつつある昨今。 昭和・平成の映画、雑誌、ドラマ、漫画など…サラリーマンがサラリーマンをまなざすメディアの分析を通じ、大衆化と差異化という視点から、日本社会を支える〈普通の人々〉の通史を描く。

谷原吏著。

アンチモダン « 名古屋大学出版会

https://www.unp.or.jp/ISBN/ISBN978-4-8158-0684-2.html

フランス革命を契機に現れ出た〈アンチモダン〉の系譜をたどり、数多くの近代人を魅了したその思想の核心に迫る。反革命、反啓蒙思想、悲観主義、原罪、崇高、罵詈雑言といった多面的な相貌の本質を明らかにするとともに、ド・メーストルからバルトにいたるもう一つの近代精神史に光をあてる。

アントワーヌ・コンパニョン著、松澤和宏監訳、鎌田隆行・宮川朗子・永田道弘・宮代康丈訳。

公正の遍歴

http://yoshidapublishing.moon.bindcloud.jp/pg4428569.html

人々は何を公正なものと捉え、その実現のために行動してきたのか―― 日本の近代化の過程に目を向け、地域と国家の視点から分析。11名の歴史研究者による論集。「公共の理念」「あるべき処遇への叫び」「政治への参加」「民意のゆくえ」の4部構成。

佐藤健太郎・荻山正浩編著。

地理学で読み解く流通と消費 コンビニはなぜ集中出店するのか|書籍案内|ベレ出版

https://www.beret.co.jp/books/detail/837

「地方の百貨店や商店街はなぜ衰退しているのか」「コンビニはなぜ集中出店するのか」「ユニクロはなぜロードサイドから都心部に展開するようになったのか」「イオンはなぜ田園地帯にできるのか」。これらは皆、地理学的視点で説明できるのです。実は私たちの流通や消費は、自然環境や都市構造など地理的な要因によって、少なからず影響を受けています。本書では、コンビニ・スーパー・ファッションブランドなどの出店戦略や配送システムなどについて、その実態と変化を地理学的な観点から明らかにしていきます。また、「シャッター商店街」「買い物難民」など消費をめぐる問題、災害時の流通、そしてネット通販など変わりゆく流通・消費についても迫ります。

土屋純著。