アメリカ白人が少数派になる日

アメリカ白人が少数派になる日
  • 『アメリカ白人が少数派になる日: 「2045年問題」と新たな人種戦争』
  • 矢部武/著
  • かもがわ出版
  • 2020/05/07
  • ISBN: 9784780310856

2045年、アメリカの白人はついに少数派になる。そのことへの恐怖心が、アメリカ白人をトランプ支持に駆り立てる。アメリカで共生社会は実現するのか?人種問題をはじめアメリカ社会を30年以上にわたり取材してきたジャーナリストが放つ衝撃の書。

-- アメリカ白人が少数派になる日 矢部 武(著/文) - かもがわ出版 | 版元ドットコム

北欧のパブリックスペース

北欧のパブリックスペース
  • 『北欧のパブリックスペース: 街のアクティビティを豊かにするデザイン』
  • 小泉隆/著、ディビッド・シム/著
  • 学芸出版社
  • 2023/02/01
  • ISBN: 9784761532888

北欧のパブリックスペースは、自然環境に配慮し、個人の自由に寛容で、人間中心の包括的な発想でデザインされる。本書は、ストリート、自転車道、広場、庭園、水辺、ビーチ、サウナ、屋上、遊び場の55事例を多数の写真・図面で紹介。人はどんな場所でどのように過ごしたいのか、アクティビティが生まれる都市空間を読み解く。

-- 北欧のパブリックスペース 小泉 隆(著/文) - 学芸出版社 | 版元ドットコム

マイノリティ・マーケティング

マイノリティ・マーケティング
  • 『マイノリティ・マーケティング: 少数者が社会を変える』
  • 伊藤芳浩/著
  • 筑摩書房
  • 2023/03/09
  • ISBN: 9784480075406

「マイノリティ・マーケティング」とは、マイノリティ自身が、マーケティングの手法を用いて社会を変える、その方法のこと。ろう者を中心に、コミュニケーションバリアフリーを推進するNPO「インフォメーションギャップバスター」は、この手法によって、きこえなくても電話が使える電話リレーサービスの法制化や、東京オリンピック・パラリンピック開閉会式テレビ放送への手話通訳導入に尽力してきた。少人数でもお金がなくても、効率的に社会を変えられる、とっておきの方法。

-- マイノリティ・マーケティング 伊藤 芳浩(著/文) - 筑摩書房 | 版元ドットコム

人はなぜ握手をするのか

人はなぜ握手をするのか
  • 『人はなぜ握手をするのか: 接触を求め続けてきた人類の歴史』
  • エラ・アル=シャマヒー/著、大川修二/翻訳
  • 草思社
  • 2022/08/31
  • ISBN: 9784794225979

人類誕生以前の時代の握手から、古代のメソポタミア・ギリシャ・ローマでの握手、帝国主義により姿を消した未開地域での特異な握手、接触を避けるアジア式挨拶、現代史に刻まれた著名人による握手、パンデミック期の「反握手」運動まで、古人類学者が古今東西の「握手」を縦横に考察。人類の根源的欲求「握手」の歴史と底力に迫った快作。

-- 人はなぜ握手をするのか エラ・アル=シャマヒー(著/文) - 草思社 | 版元ドットコム

市民的抵抗

市民的抵抗 非暴力が社会を変える
  • 『市民的抵抗: 非暴力が社会を変える』
  • エリカ・チェノウェス/著、小林綾子/翻訳
  • 白水社
  • 2023/01/05
  • ISBN: 9784560094693

「ある国の人口の3.5%が非暴力で立ち上がれば、社会は変わる」。
 この「3.5%ルール」で一躍有名になったのが本書の著者で、ハーバード大学ケネディ行政大学院教授のエリカ・チェノウェスだ。
本書は、この「3.5%ルール」をはじめ、市民的抵抗の歴史とその可能性を探る試みである。どこか弱々しく、悲壮なイメージがつきまとう非暴力抵抗だが、実証的にアプローチしてみると、その印象は一変する。
過去120年間に発生した627の革命運動の成功率を見てみよう。暴力革命と非暴力革命とではどちらが成功したのだろうか?
 1900年から2019年の間、非暴力革命は50%以上が成功した一方で、暴力革命はわずか26%の成功にとどまる。
これは驚くべき数字である。なぜなら、暴力行為は強力で効果的であるのに対して、非暴力は弱々しく効果も乏しいという一般的な見方を覆す数字だからだ。
他方、この10年で非暴力抵抗の成功率は下落傾向にある。「スマートな独裁」とともに、運動がデモや抗議に過度に依存していることが背景にある。
社会を変革するための新たな方法論の本邦初訳。

-- 市民的抵抗 エリカ・チェノウェス(著/文) - 白水社 | 版元ドットコム

消費者をケアする女性たち

消費者をケアする女性たち
  • 『消費者をケアする女性たち: 「ヒーブ」たちと「女らしさ」の戦後史』
  • 満薗勇/著
  • 青土社
  • 2022/12/23
  • ISBN: 9784791775279

仕事も、家事も、育児、介護も……頑張りつづけた女たちの格闘の軌跡
「女性目線」を活かしてつくられた大ヒット商品、超人気サービスの裏には、実は「ヒーブ」と呼ばれる人びとの活躍があった。戦後日本社会はいかにしてケアを売り買いできるものに変えたのか。男女雇用機会均等法の制定前夜に注目した、知られざる「女性活躍」の歴史。

-- 消費者をケアする女性たち 満薗勇(著/文) - 青土社 | 版元ドットコム

国際平和を歴史的に考える

国際平和を歴史的に考える
  • 『国際平和を歴史的に考える』
  • 岡本隆司/編集、飯田洋介/編集、後藤春美/編集
  • シリーズ: いまを知る、現代を考える 山川歴史講座
  • 山川出版社
  • 2022/12/23
  • ISBN: 9784634445215

大学の研究者と高校の教員がともに、現代世界の諸問題を歴史的に即して考えることをコンセプトにした講座シリーズ『いまを知る、現代を考える 山川歴史講座』。
その第1弾「国際平和を歴史的に考える」は、不安な世界情勢を目の前にして、そもそも国家とは何か、国際連盟をつくった人びとはどのようにして平和を構築しようと考えたか、またヨーロッパとは異なる支配体制をおこなってきた国々は何を平和と考えたのか、といったさまざまな疑問を、紐解いてゆく。 

-- 国際平和を歴史的に考える 岡本 隆司(編集) - 山川出版社 | 版元ドットコム

ブライト・ヤング・ピープルと保守的モダニティ

ブライト・ヤング・ピープルと保守的モダニティ
  • 『ブライト・ヤング・ピープルと保守的モダニティ: 英国モダニズムの延命』
  • 髙田英和/編集、大道千穂/編集、井川ちとせ/編集、大田信良/編集
  • 小鳥遊書房
  • 2022/12/26
  • ISBN: 9784867800058

“Bright Young People”で、リベラリズムを、疑え!
個人主義と資本主義を推し進め、格差と二極化を進めた「モダニティ」(近代性)からの脱却に向けて、大衆化するイギリス文化をモダニズム論で分析せず、1920年代のはじめ、ロンドンに登場した「はしゃぐ若者たち=ブライト・ヤング・ピープル」を問い直し更新する。

-- ブライト・ヤング・ピープルと保守的モダニティ 髙田 英和(編集) - 小鳥遊書房 | 版元ドットコム

流れゆく者たちのコミュニティ

流れゆく者たちのコミュニティ
  • 『流れゆく者たちのコミュニティ: 新宿・大久保と「集合的な出来事」の都市モノグラフ』
  • 阪口毅/著
  • ナカニシヤ出版
  • 2022/03/15
  • ISBN: 9784779516467

多種多様な人々が行き交う複層的「都市」を舞台に、人々が出会い、「祭」を形づくる――
自主的な「アジアの祭」と結節点としての団体「共住懇」への十数年にわたるフィールドワークの集大成。コミュニティ研究の新たな方法論から、ひととひとのあいだで生まれる繋がりと出来事の連関を描き出し、「場所」と結びついたコミュニティの今日的な在り方を考察する。

-- 流れゆく者たちのコミュニティ 阪口 毅(著/文) - ナカニシヤ出版 | 版元ドットコム

質的研究アプローチの再検討

質的研究アプローチの再検討
  • 『質的研究アプローチの再検討: 人文・社会科学からEBPsまで』
  • 井頭昌彦/編集
  • 勁草書房
  • 2023/03/31
  • ISBN: 9784326303243

質的研究は機能しているのか。KKV論争をふまえ分野横断的に問題提起に対する応答を整理し、社会科学方法論をアップグレードする。
社会科学方法論争における「質的アプローチを用いた研究から一般的主張や因果主張を結論することができるか」「その主張は説得的か」「その主張の説得性を担保する仕組みはどのようなものか」といった問題提起を踏まえ、その研究手法の内実と説得性確保メカニズムについて、分野間の相違を踏まえた上での総合的な理解を目指す。

-- 質的研究アプローチの再検討 井頭 昌彦(編集) - 勁草書房 | 版元ドットコム

マスキュリニティーズ

マスキュリニティーズ 男性性の社会科学
  • 『マスキュリニティーズ: 男性性の社会科学』
  • レイウィン・コンネル/著、伊藤公雄/訳
  • 新曜社
  • 2022/05/23
  • ISBN: 9784788517714

男性性は、時代や文化によって多様なだけでなく、ひとりの人間の内ですら矛盾した様相を見せる複雑な概念である。男らしさの複数性や相互の権力関係、男性性と社会構造との密接な関連性など、男性学の基本的視座を確立した古典的文献、待望の完訳。

-- マスキュリニティーズ レイウィン・コンネル(著) - 新曜社 | 版元ドットコム

色のコードを読む

色のコードを読む
  • 『色のコードを読む: なぜ「怒り」は赤で「憂鬱」はブルーなのか』
  • ポール・シンプソン/著、中山ゆかり/翻訳
  • フィルムアート社
  • 2022/12/24
  • ISBN: 9784845921171

私たちは日々、色に囲まれて過ごしています。その日に履く靴、運転する車、壁に飾った好きな絵にいたるまで、あらゆるものには「色」があり、その根底には「意味」があります。
色は「見るもの」というだけではなく、「考えるもの」でもあるのです。
また、「色」を考えることは、私たち「人間」について考えることでもあります。なぜ虹が7色なのか、なぜ白いドレスをまとうのか、なぜ革命は赤なのか、なぜプリンスは紫を愛したのか……。色は、個人のパーソナリティはもちろん、政治にも影響を与え、歴史を動かしていると言えるでしょう。
本書は、そんな発見に満ちた「色」に関わるさまざまなことを、感情、芸術、歴史、宗教、科学、医学、政治、ポップカルチャー等々、多様な側面からひもときながら、その背景にある秘密を解き明かしていきます。

-- 色のコードを読む ポール・シンプソン(著/文) - フィルムアート社 | 版元ドットコム